上海問屋 DN-HPA509B

中華オーディオ？　とりあえず格安ッス。


上海問屋（エバーグリーン）のDAC内蔵真空管ヘッドフォンアンプ。
電源ケーブルは機器から直出し、別のWEBにあった腑分け画像からトロイダルコアトランス採用、回路は基板からして別になっている。
出力は500mW+500mW（100オーム）　S/Nは88db。
入力はライン（RCA）とUSBの2系統。出力はヘッドフォンとプリアウトの2系統。
DACチップはバーブラウンのPCM2702。
ヘッドフォン出力インピーダンスは30〜300オーム（マニュアルより）
USBはネイティブ対応でドライバインストール不要。
値段の割には剛性の高そうなシャーシーとそれなりに重さがあります。

真空管は北京製6N2P　@1

ゼンハイザー　HD580（300Ω）で視聴したところ、スイッチ切り替え時、無音時などに目立ったノイズはありません。
低能率ヘッドフォンのせいか、音量は13時くらいで良い感じ。
HD555(50Ω)なら11時くらいで十分。
CDで出力テストをしてみるとAUX INが写真とは違って実際はLR逆になっていました。
USBは問題なし。

[asin:B00458IYXI:detail]
内蔵D/Aの機能で聞いてみると値段の割には良い音と言えますね。
ヴォリュームにギャングエラーは無いようですが、コントロールのつまみは重さが欲しいところ。
オンキヨープリメインアンプのボリューム並に軽い。

・比較視聴

State of Mind

リファレンスにラウル・ミドンのState of Mind。
LUXMAN　D-700SからRCAでDN-HPA509BのAUX INに接続。
D-700SにはHD555を、DN-HPA509BにはHD580をそれぞれヘッドフォン端子に繋げて聞き比べてみた。

思った以上に劣化してない。LUXMAN系のアーコスティックギターの綺麗な弦の響きも伝えているし、空間の広がりもどうにか再現している。
もしかして、DN-HPA509Bにはあんまりメーカーの味は付けていないのかな？
低音域は真空管らしさがにじみ出ているね。PCM2702より高音質なD/Aと直結した方が真価を発揮するのかな？
う〜ん、AUX　INをメインにするのか…、サンスイDA-α607iからRCAで繋げるかな？　CEC　HD51はバランス出力だから余っているしね。

＊SE-200PCILTD→PMA-1500R2→DN-HPA509Bというカタチでしばらく様子を見ることにしました。

値段からするとクラス上の音は十分出ている。
ミニコンポやオンボードなんてホビロンもとい論外。機能をギリギリまで絞ったおかげか、ハイエンドとまではいかなくても単品コンポとしては十分通用すると感じられる。
辛口に言うと聞いてて素直に感動するのはHD555を差しているはずのD-700Sの方。
まぁ、比較する相手が違いますがね。

P.S.
OP交換したはずのDr.DAC1が負けた…。